臨床心理士試験

【簡単】臨床心理士資格の更新手続きを解説【ポイントが足りないときは?】

臨床心理士資格の更新っていつどんな方法でやるんだろう…

証明書や費用など準備しておいた方が良いことはあるのかな…。ポイントが足りなかったらどうしよう…

初めての更新だから不安だ…

こういった疑問にお答えします。

 

本記事の内容

  1. 臨床心理士資格の更新方法(時期、方法、費用など)
  2. 事前に準備しておくとよい物
  3. 研修参加証明書を失くした場合どうすればいいか
  4. ポイントが足りないと気づいたときはどうすればいいか
  5. 参考:臨床力に自信がない方向けおすすめ書籍4選

 

記事の信頼性
私は現在、医療機関で勤務する臨床心理士です。研究では査読ありの学会誌に論文が1本掲載されました。

苦労して取った資格の更新ですから、ちゃんと更新できるかは不安になることと思います(私はそうでした)。

ポイントは何ポイント必要なのかとか、1群とか2群とかあるけどちゃんと取れているのかとか、色々不安でした。

この記事では更新手続きについて私の体験談を記載します。読むことで、準備しておけばよいものがわかり、精神的に負担が減ると思います。

 

気軽に読んで行ってください。

 

① 臨床心理士資格の更新方法(時期、方法、費用など)

先に時期と費用を言うと、私の場合は更新年度の12月8日頃に郵送で必要書類が送られてきました(こちらから資格認定協会に何かしらのアクションをする必要はありません)。

申請書類の提出締め切りは翌年の1月末なので、だいたい1ヵ月半程度の準備期間があることになります。

費用は臨床心理士資格更新料が20000円です。

ただし、コンビニで振り込むときの手数料が約150円と簡易書留が約500円、証明写真を撮るのに約1000円かかります。

合計22000円あれば足りると思います(手数料や簡易書留の料金はその時期によって変わるかもしれません)。

次に方法ですが、必要書類をそろえて郵送すれば良い、ということになります。

私の率直な感想としては、【ちょっとめんどくさいけど、研修参加証明書などの「もの」さえちゃんと事前に用意しておけばすぐ終わる】です。

 

必要書類は以下の5つです

  1. 『臨床心理士』資格更新申請書
  2. 継続研修機会実績報告一覧表
  3. 継続研修記録簿
  4. 『臨床心理士』資格更新登録カード(顔写真貼付用)
  5. 現資格登録証明書(IDカード)
    ※私の時は①と②は1つの冊子になっていました。

 

それぞれ説明していきます。

必要書類①『臨床心理士』資格更新申請書

これは氏名や住所、勤務先などを書く用紙で、特に難しいことはありません。

しいて言えば、勤務先の住所を調べるのがめんどうだなと、印鑑押すの忘れそうだな、と思いました。

 

必要書類② 継続研修機会実績報告一覧表

一言で言えば、いつ何の研修に参加したかを書く紙、です。

これが一番めんどくさいです。

この記事を更新年の前に読んでおられる方は、研修などに参加するたびに以下のことをメモして一覧にしておくと楽になります。

  • 研修会名
  • 日時と場所
  • 研修の領域(何群か)
  • 参加形態(参加者、講師、発表、その他)
  • 獲得ポイント


Excelでこんなふうに記録しておくと後がとても楽だと思います。

 

さらに詳しく

継続研修機会実績報告一覧表の各行には、研修機会のコード番号を書く欄があり、これを埋めるのが私的に面倒でした。

例えば、日本心理臨床学会における諸活動(学会参加や機関誌への論文掲載など)には「何番」とコードが決まっていて、それを継続研修機会実績報告一覧表の各行に書かないといけないのです。

他にも民間の研修にもすべてコードが割り当てられていて、それを転記する必要があります。例えば心理オフィスKさんの研修にも、1つ1つコードが割り当てられており、自分が参加したものを探してコードを転記するかたちになります。

そのコードが書いてある冊子は「『臨床心理士』教育研修機会一覧」と言うのですが、とても分厚く、これを一覧にするのは大変だろうなぁと感じました。認定協会の方には頭が下がります。

このコードは事前に用意することは不可能なので、参加した研修の正式名と年を含む時期をしっかりメモしておき、コードを探しやすくすることが大切です。

 

必要書類③ 継続研修記録簿

これはもともと用意されているものではなく「自分で作るもの」になります

便宜上「継続研修記録簿」と呼称すると、資格更新申請要綱に書いてありました。

これを一言で言うと、研修機会の参加照明書等のコピーを貼り付けた紙たち、です。

要綱には、ノートやコピー用紙などに貼り付けして提出される方が多い、という内容が書かれており、決まったフォーマットがないことがわかります。

私は普通の真っ白のA4コピー用紙に証明書等のりで貼り付け、そのコピー用紙をまとめてホッチキス止めしました。

【 継続研修記録簿 登録番号:XXXXXX 名前:○○ ○○ 】

くらいは、1枚目の上の方に書いておいた方が良いかもしれません。

 

必要書類④ 『臨床心理士』資格更新登録カード(顔写真貼付用)

これは証明写真を貼り付ける紙です。

特に難しいことはないですが、証明写真のサイズは縦3cm、横2.4cmの免許用でした。

履歴書用を用意すると撮り直すことになるので注意が必要です。

 

必要書類⑤ 現資格登録証明書(IDカード)

これは既に持っている今現在のIDカードです。

返送してしまうと手元にカードがなくなってしまうので、念のためコピーを取っておくとよいかと思います。

求人に応募するときなどに必要になる可能性があるためです。

 

以上、5つが書類が必要になる書類でした。

  1. 『臨床心理士』資格更新申請書
  2. 継続研修機会実績報告一覧表
  3. 継続研修記録簿
  4. 『臨床心理士』資格更新登録カード(顔写真貼付用)
  5. 現資格登録証明書(IDカード)

②事前に準備しておくとよい物

事前に準備しておくとよいものは、研修機会に参加した際の証明書です。

理由は、「継続研修記録簿」にコピーを貼り付ける必要があるためです。

私は学会の大会とワークショップに参加することが比較的多かったので、参加証明書は割とちゃんと保管してありました。

参加証明書が発行されない場合は?

ちなみに、参加証明書が発行されていない研修の場合は、参加費の領収書や振り込みの控え、当日の資料等のコピーを証明として提出する旨が資格更新申請要綱に書いてありました。

そこは柔軟に対応してくれるようです。

ひとまず研修に参加したら参加証明書はわかる場所に保管しておきましょう。

できれば参加年度ごとか、1群、2群などの領域ごとにファイルにまとめておくと探しやすいので後が楽です。

 

③研修参加証明書を失くした場合どうするのか

要綱には証明書を紛失した場合のことも書いてあり、その場合は実績報告一覧表の該当余白に「証明書紛失」と明記するように書かれています。

それだと不正ができてしまうのでは…とも思いましたが、失くした方にはありがたい話です。

 

④ポイントが足りないと気づいたときはどうすればいいか

結論から言うと、更新年度の2月か3月に開催される研修を探して参加すれば良いかと思います。

理由は、資格更新申請要綱には「2月と3月に開催される研修機会に参加予定の場合」という項目があり、それでもポイントとして採用されるようです。

なんとか必要な群の研修等を探して参加すれば間に合うかと思います。

その場合、継続研修機会実績報告一覧表には「参加予定」と記載し、参加後に確認資料(参加証明書など)をFAXか郵送して提出する旨が書かれています。

追加でFAXや郵送をするのは面倒なので、なるべく事前に研修に参加しておいた方が良さそうです。

 

⑤参考:臨床力に自信がない方向けおすすめ書籍4選

最後に、更新が初回の方は「まだ臨床力が全然足りない…」と感じる方もいるのではないでしょうか。
なぜそう思ったかというと、私がそうだからです。

参考になるかわかりませんが、私が読んでいて本当に助かった本をいくつか紹介して終わります。

① Q&Aで学ぶ 心理療法の考え方・進め方

心理療法を行う上で感じる疑問が大体書いてあると思います。

退職時の引継ぎ方など細かい部分も書いてある点が参考になりますし、ありがたいです。

良くも悪くも仕事に慣れてきてしまって我流になっているときに、基本に立ち返るためにも役に立っています。

② 100のワークで学ぶ カウンセリングの見立てと方針

見立てをたてるのは何年たっても難しいと感じますが、一般的なやり方を知っているといないでは思考の質も変わってくると思います。

この本は見立てをどうやればいいか、がとても丁寧に書いてあり参考になります。

実際の仕事上はここまで細かくはできないな、とも思いますが、ここまで考えることでトレーニングになり、一般的な見立ての質は上がると思いますし、こういう情報を入手すればいいんだなということが確認できるのもよい点です。

③心理検査と結果フィードバック系の書籍

一番これがいい、というのは難しいのでいくつか紹介します。

本屋さんで立ち読みするなりして、自分に合うやつを読むのがよいかと思います。

この本は上記2つと同じで竹内先生の本で、バッテリーを組んだ際の例も書いてあり、役にたちます。

 

この本はWISC4の報告書の実例が載っていたので役にたちました。

 

④心理療法などに関するおすすめ書籍

書籍紹介の中に各心理療法を勉強するうえで参考になった書籍がありますのでよかったらご覧ください。

 

読んでいただきありがとうございました。

  • この記事を書いた人

モトセ

臨床心理士です。最近は不登校支援に力を入れています。お気に入りやtwitterフォローお待ちしています。 noteでは不登校のお子さんに対する具体的な関り方をプログラム形式で書いています➝noteはこちら

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