書籍紹介

【厳選】ペアレントトレーニングのおすすめ本4選【研修情報も】

子どもの問題行動にはペアレントトレーニングがいいって聞いたけど、どの本で勉強すればいいだろう。研修に行かないとスキルを身に着けることは難しいのかな…

こういった疑問にお答えします。

本記事で紹介する書籍・研修

  1. マンガでわかるペアトレ: 育てにくい子をほめる・のばす!10のレッスン
  2. こうすればうまくいく発達障害のペアレント・トレーニング実践マニュアル
  3. 発達障害の早期療育とペアレント・トレーニング ー親も保育士も、いつでもはじめられる・すぐに使えるー
  4. 読んで学べるADHDのペアレントトレーニング――むずかしい子にやさしい子育
  5. (研修)LITALICOジュニアのペアレントトレーニング

 

記事の信頼性
私は現在、児童精神科でカウンセリングや心理検査を行っている臨床心理士です。年間のカウンセリング回数は約1000回。研究では査読ありの学会誌に論文が1本掲載されました。

ペアレントトレーニングの名前は聞いたことあるけど具体的に何をするのかわからない、という方は多いのではないでしょうか。新人のときの私も「子育てのトレーニング?」くらいの認識でした。

現場で保護者の方にやってもらうと、問題がなくなることはないにせよ、保護者の方が子育てで気づくことがあったり、現実的な問題が改善します。

なによりペアトレ最大の魅力は「シンプル」なところ
この記事ではペアトレ自体については解説しませんが、お子さんの行動を3つに分類する、という考え方は、育てる側の考える負担を減らしてくれるようです。

ポイント

私もお子さんのSSTをするときに、ペアトレの関わり方を参考に、望ましい行動はほめ、望ましくない行動は注目せずに終わるまで待ってからほめる(いわゆる無視)ことをしています。効果てきめん、断言します。

この記事では現場で使っている私が自信をもっておすすめする、ペアレントトレーニング(通称ペアトレ)に関する本を紹介していきます。

では、いってみましょう!

①マンガでわかるペアトレ: 育てにくい子をほめる・のばす!10のレッスン

結論、ペアレントトレーニング学ぶのに最初に買う本はこの本で決まりです。

理由は何個もあるのですが、まず絵が可愛い。漫画でペアトレの様子が書かれているのですが、かわいい!(何回言うねん)。私はまず読みたいと思えることが大切だと思っているので、キャッチ―であることは重要です。

そして、内容も必要十分でわかりやすいです。本当にわかりやすい。漫画だけではなくて、専門家の先生の補足もありますので、なぜそうするのか、という理由・理屈の部分もしっかりカバーできています。

Amazonレビューは記事執筆時に43件、★4と高評価です。

目次を引用します。

レッスン1 子どもの行動を3種類に分けてみよう!
レッスン2 好ましい行動を増やそう!
レッスン3 好ましくない行動を減らそう!①
レッスン4 好ましくない行動を減らそう!②
レッスン5 子どもの協力を増やそう!①
レッスン6 子どもの協力を増やそう!②
レッスン7 行動チャートを作ろう!
レッスン8 制限を設けよう
レッスン9 園・学校と連携しよう
レッスン10 まとめ

引用元:https://www.godo-shuppan.co.jp/book/b517543.html

漫画だと内容がうすいのでは?

と思われた方も多いと思いますが、保護者の方が読むなら、漫画あった方がいいです。読書のハードルがさがるためです。

この本は具体的な事例、たとえば、ペアトレが効かなくてがっかりするシーンもあり、リアルです。

結論、最初の一冊はこの本で決まり。専門家の方にもおすすめですよ。

②こうすればうまくいく発達障害のペアレント・トレーニング実践マニュアル

専門家の方向けにより詳しくペアトレを学びたい方はこの本をおすすめします。

理由は、東京にまめの木クリニックという発達支援で超有名な病院があるのですが、そこでおこなわれるペアトレ研修のテキストだからです。本格的。

Amazonレビューは記事執筆時に60件、★4と高評価です。

目次を引用します。

セッション0
 はじめに-基本においてほしいこと
セッション1
 行動を3種類に分ける
セッション2
 肯定的な注目を与える
セッション3
 好ましくない行動を減らす①
 ―上手な無視の仕方―
セッション4
 好ましくない行動を減らす②
 ―無視とほめるの組み合わせ―
セッション5
 子どもの協力を増やす方法①
 ―効果的な指示の出し方①―
セッション6
 子どもの協力を増やす方法②
 ―効果的な指示の出し方②―
セッション7
 子どもの協力を増やす方法③
 ―よりよい行動のためのチャート(BBC)―
セッション8
 制限を設ける
セッション9
 学校・園との連携
セッション10
 これまでのふりかえり

引用元:https://www.chuohoki.co.jp/products/welfare/3165/

本格的に学びたい方はこの本を読むのが吉。

③発達障害の早期療育とペアレント・トレーニング ー親も保育士も、いつでもはじめられる・すぐに使えるー

この本は早期療育と名前がついているように、育てにくさがある幼児を主な対象とした本です。

Amazonレビューは記事執筆時に82件、★4と高評価です。

注目名人、観察名人、原因名人、環境名人になるといったキャッチーな表現も読みたくなる感じが良いですね。作業療法士さんが書いている点も他の本と異なるポイント。

目次を引用します。

もくじ
はじめに 上野 良樹
1 部 ペアレント・トレーニングの基本
 1 子どもの行動を3つに分ける
 2 今できていることに、注目する:注目名人になる
 3 行動を観察する:観察名人&原因名人になる
 4 目標を考え環境を整える:環境名人になる
2 部 適応行動を学ぶ早期療育とペアレント・トレーニング
 1章 人への気持ちを育てる
 1 視線を合わせることを学ぶ
 2 指さしで要求することを学ぶ
 3 名前で振り向くことを学ぶ
2章 人とのかかわりを育てる
 4 いっしょに遊ぶ楽しさを学ぶ
 5 気持ちを伝えたいを学ぶ
 6 人とのつながりを学ぶ
3章 変化に適応する力を育てる
 7 いつもとちがってもだいじょうぶを学ぶ
 8 思い通りでなくてもOKを学ぶ
 9 感覚の適切な入力を学ぶ
あとがき 上野 良樹
あとがき 作業療法士・安本 大樹

引用元:Amazon

幼稚園、保育園児の保護者の方に特におすすめです。

④読んで学べるADHDのペアレントトレーニング――むずかしい子にやさしい子育

この本はシンシア・ウィッタムさんが書いた洋書の翻訳で、ペアレントトレーニングの元祖本と言ってよいのではないかと思います。

Amazonレビューは記事執筆時に124件、★4と高評価です。さすがに評価件数が多いですね。

目次を引用します。

ステップ1 はじめましょう
01 この本の使い方
02 行動を変えよう―注目こそ力である
03 行動を分類しよう―変化への第1ステップ

ステップ2 あなたがしてほしい行動をふやしましょう
04 どのようにほめるか―基本をつかむ
05 いつほめるか
06 ほめることを習慣にする
07 大変な仕事をやりやすくする
08 さらにほめることをみつける

ステップ3 あなたがしてほしくない行動を減らしましょう
09 無視のしかた―大切なポイントをおさえよう
10 いつ無視するか
11 無視することがむずかしく思えるとき
12 無視を習慣として身につけるには
13 子ども同士の力を利用して協力をうながそう

ステップ4 力をひきだしましょう
14 選択させること
15 予告
16 したら/してよいという取り引き
17 よりよい行動のためのチャート(BBC)

ステップ5 制限を設けるには
18 知っている道具を使うこと
19 指示
20 ブロークンレコード・テクニック
21 警告と結果としての罰
22 タイムアウト
23 家族会議で問題を解決する
24 公共の場で制限を設けること

これまでのまとめ
 トラブルシューティングガイド
 バトルプラン
 へりくつを並べること
 悪いことばをつかうこと
 かみつくこと
 車の中でのトラブル
 不満
 ぐずぐずしていること
 けんか
 電話や会話のじゃまをすること
 うそをつくこと
 爪かみ
 悪口・からかい
 行儀の悪さ
 だらしないこと
 つばはき
 すねること
 口答え
 かんしゃく
 公共の場でのかんしゃく
 告げ口
 泣き声で訴えること

訳者あとがき
索引

引用元:https://www.akashi.co.jp/book/b64539.html

極めたい方は読むべき本ですが、子育てで忙しい日常で読むにはややハードかもしれません。

翻訳本なのでどうしても表現に違和感を感じることもあるかもしれず、最初の1冊にはあまりおすすめしません。

とはいえ、子ども支援に関わる専門家は読むべきだと思います。

⑤(研修)LITALICOジュニアのペアレントトレーニング

最後に補足として研修情報をお伝えします。

書籍紹介でも紹介したまめの木クリニックでは保護者向けのペアレントトレーニング研修もやっています。

>>まめの木クリニック(公式ページ)

LITALICOは発達ナビで有名な企業で、ペアレントトレーニングの研修もやっているようなので、興味がある方は公式ページを参考にしてみてください。

>>LITALICOジュニア(公式ページ)

本記事は以上になります。

ペアレントトレーニングのおすすめ書籍いかがでしたでしょうか。

他にも心理療法などに関するおすすめ書籍をまとめていますので、参考にしてみてください。

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  • この記事を書いた人

モトセ

臨床心理士です。最近は不登校支援に力を入れています。お気に入りやtwitterフォローお待ちしています。 noteでは不登校のお子さんに対する具体的な関り方をプログラム形式で書いています➝noteはこちら

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