こういった疑問にお答えします。
本記事の内容
- 臨床心理士がEAPカウンセラーのレア求人を見つける方法
- EAPカウンセラーの採用面接で聞かれる質問【経験談】
- EAPで働く前に医療機関での勤務経験は必要か?
記事の信頼性
私は公官庁に採用され、組織内で心理的支援の経験がある臨床心理士です。医療機関で勤務した後に組織に入職しました。EAPとほぼ同じ業務内容だったので、私の転職活動経験もEAPカウンセラーの転職活動の参考になると思います。
ポイント
この記事を読むことで、EAPカウンセラーの求人の探し方がわかり、募集を見逃すリスクが減ります。また、応募後の採用面接の準備をすることができ、採用に近づきます。転職が初めての方でも大丈夫ですよ。
では、1つずつ解説していきます。
臨床心理士がEAPカウンセラーのレア求人を見つける方法
臨床心理士のEAPカウンセラー求人の探し方を4点にまとめました。
- EAPでも基本的な求人の探し方と同じ
- 転職エージェント&転職サイトを使い非公開求人を見逃さない
- EAP企業のホームページを巡回する
- 異業種交流会などで経営者と知り合い、自分を売り込む
この中で重要というか近道なのが2番でして、そこだけでも読んで帰ってほしいです。
①EAPでも基本的な求人の探し方と同じ
EAPカウンセラー・コンサルタントの転職活動も、基本は他の領域と同じで、Indeedを中心に求人サイトを巡回すると良いと思います。
やはりIndeedの求人掲載数は多く、EAPカウンセラーや企業内のハラスメント対策関係の求人募集も見つかります。
臨床心理士が登録必須の求人サイトは【見逃さない】臨床心理士が登録必須のおすすめ求人サイト5選にまとめていますので、まずは読んでみてください。
ちなみに私は指導教員から求人情報を教えてもらいましたが、その後Indeedを見たら普通にその求人情報が掲載されていました。
と思われた方もいるかもしれません。それは一理ありまして、次の章で一般的な転職サイトで非公開求人を見つける方法を紹介します。
②転職サイトを使い、非公開求人を見逃さない
求人情報を見逃さないために、一般的な求人エージェントと転職サイトも使いましょう。
なぜなら、医療福祉系のジョブメドレーやguppyなどにはEAPカウンセラーの求人が出ない可能性もあるからです。
恐らくEAPカウンセラーを志望する方は、健康度の高い大人を相手にしたい、キャリアカウンセリングをしたい、自分の経済的な安定が欲しいといった方ではないでしょうか。
もしそうであれば、EAPでなくても、臨床心理士の資格をもって総務や人事系の部署で働くという手もありますので、一般的な就職サイトも登録しておいて損はないと思います。
おすすめ転職エージェント&転職サイト
- リクルートエージェント:転職支援実績No.1。非公開求人数10万以上の大手転職エージェント。
- DODAエージェントサービス:転職者満足度No.1。転職後のフォローアップが受けられることも魅力。
- リクナビNEXT:リクルートグループの転職サイト。非公開求人が多い。
と思われた方は体験記を書いていますので、参考にしてみてください。
一般的な求人サイトに登録し、非公開求人を見逃さないようにしましょう。
③EAP企業のホームページを巡回する
自社のホームページで採用情報を掲載している場合がありますので、希望のEAP企業があれば、巡回してみるのも手です。
企業の採用ページが長年更新されていない場合、Indeed上のページが更新されていない可能性があるからです。
日本のEAP企業で最大手はアドバンテッジだと思いますので、例として採用情報ページのリンクを貼っておきます。
>>株式会社アドバンテッジリスクマネジメント 中途 の求人一覧
希望のEAP企業があれば、巡回してみるのもありかもです。
④異業種交流会などで経営者と知り合い、自分を売り込む
仕事が見つからなければ、自分で作り出す、という方法もあります。
基本的に現代の日本でEAPカウンセラーの求人は少ないので、募集が見つからなければ、個人的にEAPカウンセラー・コンサルタント的な活動をするのも臨床心理士の働き方の1つです。
例えば、異業種交流会や何かしらのサロンに参加し、経営者と知り合いになるといいかもです。
そこから、社内のメンタルヘルス研修を無料でやるなどして、職員のメンタルヘルス管理やカウンセリングの仕事を受注していく。行動力がある方はそんな働き方もあると思います。
簡単ではないですが、仕事が見つからなければ、自分で作り出すのも1つの方法です。
EAPカウンセラーの採用面接で聞かれる質問【経験談】
私はEAPでの勤務経験はないですが、公官庁で臨床心理士として雇われた時の質問の一部を改変して紹介します。
個人的な感想としては、ベーシックな質問と専門的な質問のバランスをとることが大切かと。
- 志望理由
- どのような支援をしていきたいか(主体性)
- 企業で勤務するにあたって大切にしたいこと(協調性)
- こういう事例にはどう対応しますか?(実践力)
- 今まで対応した中で最も困難だったケースは? など
EAPの中途採用では基本的には即戦力が求められますから、事例に関する質問については想定問を作っておくとよいかと思います。
最後に、医療機関や一般企業での勤務経験が求められるか、について書いて終わりたいと思います。
EAPで働く前に医療機関での勤務経験は必要か?
個人的な見解ですが、必要です。
EAPカウンセラーが出会う事例で多いのはうつ病と適応障害でして、そういった精神疾患の患者さんの症状の強弱を判断するには、現場での対応の経験が不可欠だからです。
実際、ほとんどのEAPカウンセラーの求人では医療機関での勤務経験が必須となっています。
余談ですが、EAP企業のカウンセラー募集要項には「一般企業での勤務経験〇年以上」という場合もありまして、純粋に大学➝大学院➝臨床心理士の流れで社会人になった人は応募が難しいのでは?と感じることがあるかもしれません。
そこは相手の企業と交渉してなんとかなる場合もあると思います。
一般企業での勤務経験がなければアルバイト経験をアピールしても良いかもしれませんし、最初からあきらめるよりは、とりあえず聞いてみるの精神が役に立つかもです。
本記事のまとめ
①EAPカウンセラー・コンサルタント求人の探し方
- EAPでも基本的な求人の探し方と同じ
- 転職サイトを使い非公開求人を見逃さない
- EAP企業のホームページを巡回する
- 異業種交流会などで経営者と知り合い、自分を売り込む
読んでいただきありがとうございました。
臨床心理士・公認心理師の求人サイトについては以下の記事でまとめていますので、参考にしてみてください。
他にも臨床心理士の就職・転職活動の記事がありますのでぜひご覧ください。
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