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【人生変わる?】アサーションの本おすすめ5選【心がまえも解説】

アサーションを勉強したいけど、どの本がいいんだろう… さわやかな自己表現って呼ばれてるらしいけど、さわやかなんて、苦手だ…

こういった疑問にお答えします。

本記事で紹介する書籍

  1. マンガでやさしくわかるアサーション
  2. 自己カウンセリングとアサーションのすすめ
  3. アサーション・トレーニングと心身の健康 (精神療法 第46巻第3号)
  4. 夫婦・カップルのためのアサーション: 自分もパートナーも大切にする自己表現
  5. 嫌われる勇気 自己啓発の源流「アドラー」の教え

 

記事の信頼性
私は現在、医療分野でカウンセリングや心理検査を行っている臨床心理士です。年間のカウンセリング回数は約1000回。研究では査読ありの学会誌に論文が1本掲載されました。

アサーション、対人関係の悩みを抱えている方は耳したことがあるのではないでしょうか。自分の気持ちを伝えるのが苦手だったり、いつも怒って強く言ってしまう、そんな悩みを抱えた方に役立ちます。

この記事ではアサーションについては詳しく解説していませんが、ざっくりいうと、自己主張の方法を3つに分けて考え、その中のアサーティブな方法をできるようになりましょう、というのがアサーショントレーニングの趣旨です。

大まかにいうと

  • 攻撃的(アグレッシブ):強く言いすぎる。
  • 非主張的(ノンアサーティブ):言いたいことが言えない。
  • アサーティブ:自分の気持ちや考えをいい感じに伝える。

いい感じって漠然としているとつっこまれそうですが、「さわやかな自己表現」も漠然としていると思うのは私だけでしょうか。

 

参考

アサーションはよくドラえもんに例えられます。アグレッシブタイプはジャイアン、ノンアサーティブはのび太くん、アサーティブはしずかちゃん。

少しイメージがつきますでしょうか?

私はアサーションで重要なのは、①方法論(要するにやり方)と、②マインドだと思っています。

①方法論

やり方のことです。アサーティブな伝え方を知らないと、やろうと思ってもできないですよね。一番有名なのはIメッセージ(例:私は~~と感じたよ)でしょうか。

 

②マインド

次の難関は、さわやかに自己主張したとして、相手が思ったようなリアクションをしてくれないことです。こっちがアサーティブになったのに、相手は攻撃的なままでそれにひるんでしまう。結局意味がない…と思ってしまうことがあるかもしれません。

そこで役に立つのが、たとえば、アドラー心理学の課題の分離などの考え方です。相手がどう思うかは相手の問題、と考えると、気持ちは楽になるかもしれません。

前置きが長くなってしまいましたが、アサーションの本の紹介として、アサーションの解説、専門家向けの各分野での活用事例、夫婦関係、補足としてアドラー心理学の本を紹介します。

では、いってみましょう!

マンガでやさしくわかるアサーション(一般向け)

初めてアサーションを学ぶ方には漫画をおすすめします。

理由は、読みやすいからです。アサーションはコミュニケーションの話なので、本を読んで実際にやってみることが大切なので、本は読みやすければなんでもいいと思います。ためになりそうだけど難しそうな本だから読まない、では何も始まらないですよね。

本記事作成時点でAmazonレビューは308件、★4.5と大量のレビューかつ高評価です。

 

目次を引用します。

Prologue アサーションとは?
Story0 それって本当に仕方ないの
Part1アサーションの基礎知識
Story1 だれだってアサーティブになれるの?
Part2 自己信頼とアサーション権
Story2 コーヒーは「ご自分で♪」
Part3 考え方のアサーション
Story3 子どもの頃の夢って…
Part4 言語・非言語レベルのアサーション
Story4 夢と仲間、どちらをとるの?
Epilogue 同じ空の下で

引用元:https://pub.jmam.co.jp/book/b359356.html

ちなみに、この本の著者は平木典子先生ですが、日本にアサーションを普及させた第一人者の先生でして、アサーションの本を読む=平木先生の本を読む、みたいなところがあります。家族心理学、家族療法の大御所の先生です。

漫画でなくてもよいという人は以下の本もお勧めです。

まずアサーションを知りたい!という方は入りやすい漫画がおすすめです。

アサーション・トレーニングと心身の健康 (精神療法 第46巻第3号)

この本は心理士やケースワーカーなど、専門家向けです。

アサーションのことはもう知っているので、どういう分野でどういう風に活用されているか知りたい、というニーズにこたえてくれます。Amazonレビューは3件で★4.5です。

 

目次を引用します(一部です)

特集 アサーション・トレーニングと心身の健康
アサーション・トレーニングと心身の健康:平木典子
学校教育におけるアサーション―メンタライジングに注目して:安達知郎
職場のメンタルヘルス支援へのアサーション・トレーニングの活用:内田良一
看護におけるアサーション・トレーニング:野末聖香
生殖医療(不妊治療)にアサーション・トレーニングを導入することの意義:平山史朗
慢性疼痛とアサーション―自尊心の回復と失感情症への対応の重要性:細井昌子
弁証法的行動療法とアサーション:井合真海子・遊佐安一郎
アサーションの観点からみた複雑性PTSD の病態理解と治療―一次・二次被害~内的・外的なアサーション~治療構造をふまえた試論:原田誠一

〈エッセイ〉
ダイアローグと多職種連携,そしてアサーション―多職種連携のための場をつくる:高木俊介
思春期心性とアサーション:岩宮恵子
家庭裁判所の少年事件でのアサーション―非行臨床でアサーションは使えるか:辻村德治
児童の治療におけるアサーション:細金奈奈
緩和ケア・ターミナルケアにおけるアサーション:岸本寛史
怒りのマネジメントとアサーション:園田雅代

引用元:https://eigyogakkai1.stores.jp/items/60c83533cfcd9410cbb3e6fd

目次を見ているだけで読みたくなるのは、私だけ??

夫婦・カップルのためのアサーション: 自分もパートナーも大切にする自己表現

夫や妻に言いたいことを言えない、というのはしばしば聞く悩みですが、夫婦関係にもアサーションは有効だと言われています。

この本は「夫婦のための」という言葉のとおり、カップル関係のアサーションに特化しています。

Amazonレビューは490件で★4.5と件数も多く高評価です。著者の野末先生は家族療法で有名な先生で、家族心理学会の理事長をされたこともある先生です。平木先生が創設したIPIという機関の現所長でもあります。

この本を調べていくと「DaiGo」とうワードが関連でひっかかりますが、メンタリストのDaiGoさんが動画の中で紹介したことがあるようです。

目次を引用します。

第Ⅰ部 夫婦・カップルの関係について理解する
第1章 夫婦関係を理解する/第2章 二人の関係を育てるもの・妨げるもの/第3章 夫婦・カップルを悩ませる自分と相手の違い/第4章 夫婦・カップル関係における悪循環
第Ⅱ部 心の中のアサーション
第5章 アサーションについて知る/第6章 自己信頼を高めアサーション権を確信する/第7章 ものの見方・考え方とアサーション
第Ⅲ部 アサーティブな自己表現を身につける
第8章 アサーティブな伝え方/第9章 パートナーの話をアサーティブに聴く/第10章 DESC法を使ってアサーティブに話し合う/第11章 感情表現とアサーション

引用元:https://www.kanekoshobo.co.jp/book/b208828.html

夫婦関係で悩まれている方におすすめです。

嫌われる勇気 自己啓発の源流「アドラー」の教え

この本にアサーションは出てきませんが、自己主張したあとの心構え(マインド)に参考になると思うので、紹介いたします。

アドラー心理学では「課題の分離」という言葉が出てきますが、この考え方は対人関係を築いていく上で役に立ちます。Amazonレビューは驚異の10894件、★4.5と心理学関係の本では群を抜いていると言えます。

 

目次を引用します。

第1夜 トラウマを否定せよ
知られざる「第3の巨頭」
なぜ「人は変われる」なのか
トラウマは、存在しない
人は怒りを捏造する
過去に支配されない生き方
ソクラテスとアドラー
あなたは「このまま」でいいのか
あなたの不幸は、あなた自身が「選んだ」もの
人は常に「変わらない」という決心をしている
あなたの人生は「いま、ここ」で決まる

第2夜 すべての悩みは対人関係
なぜ自分のことが嫌いなのか
すべての悩みは「対人関係の悩み」である
劣等感は、主観的な思い込み
言い訳としての劣等コンプレックス
自慢する人は、劣等感を感じている
人生は他者との競争ではない
「お前の顔を気にしているのはお前だけ」
権力争いから復讐へ
非を認めることは「負け」じゃない
直面する「人生のタスク」をどう乗り越えるか
赤い糸と頑強な鎖
「人生の噓」から目を逸らすな
所有の心理学から使用の心理学へ

第3夜 他者の課題を切り捨てる

承認欲求を否定する
「あの人」の期待を満たすために生きてはいけない
「課題の分離」とはなにか
他者の課題を切り捨てよ
対人関係の悩みを一気に解消する方法
「ゴルディオスの結び目」を断て
承認欲求は不自由を強いる
ほんとうの自由とはなにか
対人関係のカードは、「わたし」が握っている

第4夜 世界の中心はどこにあるか
個人心理学と全体論
対人関係のゴールは「共同体感覚」
なぜ「わたし」にしか関心がないのか
あなたは世界の中心ではない
より大きな共同体の声を聴け

読む時間がない方はAmazonAudibleで聞くこともできますので、無料体験してみてもよいかもしれません。

>>Amazon Audibleを無料体験する(公式サイト)

有名な本ですし、役に立ちますので、一読する価値ありです。

 

本記事は以上になります。

アサーションのおすすめ書籍いかがでしたでしょうか。

他にも心理療法などに関するおすすめ書籍をまとめていますので、参考にしてみてください。

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  • この記事を書いた人

モトセ

臨床心理士です。最近は不登校支援に力を入れています。お気に入りやtwitterフォローお待ちしています。 noteでは不登校のお子さんに対する具体的な関り方をプログラム形式で書いています➝noteはこちら

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