こういった疑問にお答えします。
本記事で紹介する書籍
- [図解] アンガーマネジメント超入門 「怒り」が消える心のトレーニング
- アンガーマネジメント (日経文庫)
- マンガでやさしくわかるアンガーマネジメント
- 自衛隊メンタル教官が教える イライラ・怒りをとる技術 (朝日新書)
- 子育てのイライラ・怒りにもう振り回されない本
- 仕事もプライベートもうまくいく! 女性のためのアンガーマネジメント 単行本(ソフトカバー)
- マンガでわかる介護職のためのアンガーマネジメント: イライラ、ムカムカ、ブチッ! をスッキリ解消。怒りに振り回されないための30の技術
記事の信頼性
私は現在、医療分野でカウンセリングや心理検査を行っている臨床心理士です。年間のカウンセリング回数は約1000回。研究では査読ありの学会誌に論文が1本掲載されました。
この記事を読んでおられる方は日々の仕事や子育てでイライラして怒ってしまい、自己嫌悪に陥ることが多い方ではないでしょうか。
私は心理学を学んだカウンセラーですが、そんな私ですらイライラすることはありますし、「6秒待っても怒りは収まらないよ…」と感じたことがあります。
6秒待つの一歩先に行くために、本を読んで勉強した私が厳選しておすすめ本を紹介していきます。
オーソドックスなアンガーマネジメントの本の他に、会社員向け、子育てのイライラ向け、女性向け、介護職向けと分野ごとに特化した本も紹介しますので、ご自分にあったものを選んでトライしていただけると幸いです。
では、いってみましょう!
[図解] アンガーマネジメント超入門 「怒り」が消える心のトレーニング
最初の本は日本アンガーマネジメント協会代表理事の安藤先生の本です。アンガーマネジメント講師の日本のトップと言っても過言ではないかと思います。
この本は安藤先生のなかでも自信作のようで、Amazonでは以下のように書かれています。
私にとって集大成となる本ができました。
本書は間違いなくこれまでの私の著作の中で最高の一冊です。
本書を皆さんに紹介できることが本当に嬉しいです。
本書は本当に多くの方に読んで欲しいと思っています。
なぜなら、私が出版したアンガーマネジメント本の中で、間違いなく最高傑作だからです。
内容的にも、今、日本に流通している本の中で、最も幅広くアンガーマネジメント全般をカバーしています。
しかもタイトルに「超入門」とある通り、内容は子どもでも理解しやすく、
生活の中でアンガーマネジメントをどのように使えばよいのかわかりやすいと自負しています。
今のアンガーマネジメントの全容を理解することができる非常に便利な1冊です。引用元:Amazon
集大成ですので、最初の1冊にはうってつけかと思います。
記事執筆時のAmazonレビューは633件、★4とレビューもかなり多く高評価です。
目次を引用します。
第1章 とっさの怒りを切り抜ける7つの対症療法(怒りのピークは6秒で終わる;「今、この場所」に意識をくぎ付けにする ほか)
第2章 怒らない自分をつくる9つの習慣(適度な運動でストレスを発散する;ていねいな言葉づかいで笑顔で過ごす ほか)第3章 ムダに怒らない人になる10の心の持ち方(怒りの奥にある「本当の気持ち」と向き合う;完璧主義にならず現実的な目標達成を目指す ほか)
第4章 上手な怒り方7つのルール(リクエストを明確に伝える;「私」を主語にして伝える ほか)
付録 実生活に役立てるアンガーマネジメント(アンガーマネジメントは実践しなければ意味がない;公共の場のトラブルに関わらないという選択を考える ほか)引用元:https://www.kinokuniya.co.jp/f/dsg-01-9784799323595
補足として、この本はAmazonのKindle Unlimitedで無料で読むことができまして、まだ無料体験していない方は体験期間中に0円で読むことができます。
>>Kindle Unlimitedを30日無料体験(Amazon公式ページ)
第一人者の本を読みたい方はこの本で決まりです。
アンガーマネジメント (日経文庫)
この本は先に紹介した安藤先生が理事長を務める日本アンガーマネジメント協会の理事である戸田先生の本です。
オリエンタルラジオの中田さんがyoutubeで紹介したことでも有名です。
記事執筆時のAmazonレビューは618件、★4とレビューも多く高評価です。
新書なので読みやすいサイズ感ですし、何より会社での部下の叱り方をしっかり解説しているところが管理職の方に役立ちます。
目次を引用します。
第1章 なぜ、いま必要なのか?
第2章 怒りはどこから来てどこへ向かうのか
第3章 怒りの構造を知ろう
第4章 アンガーマネジメントの実践
第5章 怒りに巻き込まれたときの対処法
第6章 指導の仕方、叱り方
引用元:https://honto.jp/netstore/pd-contents_0630175538.html
アンガーマネジメントの練習方法もしっかり書いてある点もおすすめポイントです。
マンガでやさしくわかるアンガーマネジメント
この本も戸田先生の本で、漫画で描かれていることが最大の魅力です。
アンガーマネジメントは認知行動療法と同じく、理解するだけでなく読んで実際にやってみることが大切でして、本を読むハードルが低い方が良いという方は漫画から入るのがよいです。
記事執筆時のAmazonレビューは206件、★4とレビューも多く高評価です。
目次を引用します。
●プロローグ アンガーマネジメントとは
Story0 5億円と3人のメンバーを預けられて
●Part1 怒りが生まれるメカニズム
Story1 目指すは下町のヒーロー
●Part2 心の器を大きくして怒りをコントロールする
Story2 三重丸を少しだけ重ねてみたら…
●Part3 怒りを上手に伝える
Story3 お客様が集まらない!
エピローグ しおり、下町のヒーローになる!引用元:https://pub.jmam.co.jp/book/b360660.html
と思った方もいるかもしれません。
実際のAmazonレビューを見ると以下のような意見もあります。
★4
基礎理論がマンガでわかりやすく書かれているので、導入にはオススメ!
ケーススタディ形式なので、普段の情景と重ね合わせながら読むことができます。実践的な内容はもう少し具体的な専門書を購入することをオススメします。引用元:Amazon
内容の充実度よりも読みやすさを重視する方にはおすすめです。
自衛隊メンタル教官が教える イライラ・怒りをとる技術 (朝日新書)
この本は自衛隊で心理的支援をしていた下園先生の本です。
私は下園先生の「クライシスカウンセリング」という本を読んだことがありまして、かなりよい内容だったので、この本も読んでみましたが、この本もかなり良いです。
記事執筆時のAmazonレビューは41件、★4とレビューも高評価です。
この本の良いところは、人が動物として本能的にもっている怒りの意味を解説しているところです。Amazonから少し引用します。
怒ったらまずすべきことは、【1】離れること。「6秒我慢」しても怒りの元である相手が目の前にいたら怒りは収まりません。まずは、その場を離れることが大事です。
その次に【2】疲労のケア。イライラしやすいのは疲れが溜まっているサインなので、しっかり休みます。引用元:Amazon
相手が目の前にいたら怒りは収まりません、という内容は「確かに」と思ってしまいます。
目次を引用します。
はじめに 1億総イライラ社会の到来
1章 怒る自分はダメな自分?―私たちは「感情」の役割を何も知らない
2章 怒りはあなたの警備隊長―怒りの役割を正しく知る
3章 怒りの暴発を防ぐには、警備隊長をケアする―「6つのプロセス」で怒りをコントロール
4章 怒りっぽい人に疲れないために―迷惑な人への対処法
5章 夫婦、親子、職場―怒りの多発地点での実践的アドバイス
6章 抱えてしまった恨みは消せるか?―できること、できないことを見極める
おわりに ゴールは「まあ、いいか」が増えていくこと引用元:https://www.kinokuniya.co.jp/f/dsg-01-9784022951700
怒りっぽい人に疲れないために、という章があるのも良いです。
かなり実用的なのでおすすめです。
子育てのイライラ・怒りにもう振り回されない本
この本は子育てに特化したアンガーマネジメントの本です。
記事執筆時のAmazonレビューは276件とかなり多く、★4とレビューも高評価です。
篠先生は自身も2児の母であり、母親向けアンガーマネジメント本の代表と言えるでしょう。
目次を引用します。
第1章 こんなに自分が怒りっぽいとは思わなかった…!
第2章 まずは知っておきたい「怒り」の正体
第3章 イライラ・怒りをコントロールする方法
第4章 子どもの心にしっかり届く叱り方
第5章 アンガーマネジメントで親子でハッピーに引用元:https://www.subarusya.jp/book/b281072.html
子育てに関するアンガーマネジメントを知りたい方におすすめです。
仕事もプライベートもうまくいく! 女性のためのアンガーマネジメント 単行本(ソフトカバー)
この本は女性のアンガーマネジメントに特化した本です。
Amazonレビューも見ていただきたいのですが、後半に載っている事例集が「あるある」を詰め込んだ内容で、大変参考になります。
記事執筆時のAmazonレビューは14件と少なめですが、★4.5と高評価です。
目次を引用します。
第1章 アンガーマネジメントとは
第2章 アンガーマネジメントで心を整理整頓しよう
第3章 上手な自己主張「アサーティブ」
第4章 男女で違う怒りのツボ
第5章 こんなときどうする?―職場のアンガーマネジメント
第6章 こんなときどうする?―プライベートのアンガーマネジメント引用元:https://www.kinokuniya.co.jp/f/dsg-01-9784382057920
男女で違う怒りのツボという章があるのがユニークで良いですし、女性の怒りについて知りたい男性にもおすすめです。
マンガでわかる介護職のためのアンガーマネジメント: イライラ、ムカムカ、ブチッ! をスッキリ解消。怒りに振り回されないための30の技術
この本は介護職に特化したアンガーマネジメント本で、最初に紹介した安藤先生の本です。
Amazonから「はじめに」を引用します。
「介護現場は人の感情に直接向き合うことになる感情労働と呼ばれる職場です。
人の感情の中でもとりわけ、怒りという感情に向き合うことが多くなります。
アンガーマネジメントは1970年代にアメリカで生まれた怒りの感情と上手に向き合うための心理トレーニングです。
怒らなくなることが目的ではなく、怒る必要があることは上手に怒り、怒る必要がないことは怒らなくてすむようになる、その線引きができるようになることを目指します。
アンガーマネジメントができるようになることで、自分の怒りはもちろん、同僚、部下、上司、利用者の方、そのご家族等の怒りにも上手に対応することができるようになり、イライラや怒りの感情に振り回されることがなくなるのです」引用元:Amazon
記事執筆時のAmazonレビューは105件、★4と高評価です。
目次を引用します。
はじめに
登場人物紹介
本書の使い方
介護現場の怒りの事例30怒りの雑学
私のアンガーマネジメント体験引用元:https://www.seibundo-shinkosha.net/book/general/21014/
過酷な介護の現場で怒りで疲れてしまっている人に読んでいただきたい本です。
本記事は以上になります。
アンガーマネジメントのおすすめ書籍いかがでしたでしょうか。
他にも発達障害など心理学に関するおすすめ書籍をまとめていますので、参考にしてみてください。
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