離婚を予測する4つのコミュニケーション(Gottmanの研究) -新婚3-

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前回は夫婦が巡る3つのステージを紹介しました。
カップル(夫婦)関係が巡る3つのステージ -新婚2-
※新しいタブで開きます。


今回は夫婦に関するとても有名な実証研究であるGottmanの研究を紹介しようと思います。


ゴットマンはこの研究の結果、夫婦のコミュニケーションに関する貴重な知見を見出しました。



■Gottmanの夫婦に関する実証研究


Gottmanは25年に渡る縦断的研究から夫婦の満足度にかかわる夫婦関係の特徴を見出しました。


その結果、5分のコミュニケーション場面から、5年後にその夫婦が離婚するかどうかを判別できるようなサインを見つけたらしいです。


ほんとかよ!って感じですが的中率は最初の研究で94%とかなり高いようです。


詳しくはWikipediaに載ってるので、知りたい方はどうぞ。
ジョン・ゴットマン(Wikipedia)



■Gottmanの研究結果のまとめ


数多くのことがわかっているのですが、かいつまんで4つほど紹介します。


1.結果その1

ネガティブな相互作用(言動)は安定した夫婦、不安定な夫婦のどちらにも認められるが、不安定な夫婦ではポジティブな相互作用(リラックスする、笑うなど)がごく僅かしか生じていない



2.結果その2

満足度の高い夫婦は、最近の出来事に左右されない一貫した満足感を抱くのに対して、問題を抱えた夫婦では、最近起きた出来事や直前に相手に言われたことに反応して満足度が変動しやすい

否定的なやり取りを過大評価するため、実際に起こったことを歪めて受け取りやすい。


3.結果その3

不安定な夫婦では一旦非難が始まると、短時間で終わらずにさらなる非難が呼び起されたり、攻撃が相手の攻撃や防衛を招くなどして、容易に否定的コミュニケーションのエスカレーションが起こりがち


ちなみにGottmannはこのようなにバトルが激しくならないようにするためには、言いたくないことまで言いそうになったとき、20分以上時間をおいてみることを勧めています。



4.結果その4

満足度の高い夫婦では、ネガティブな相互作用の後に修復が生じる


これは夫婦を対象にした研究ですが、恋人に当てはめて考えてもしっくりくるように思います。

ゴットマンのすごいところは、へぇこんなことがわかったんだすごいねで終わらず、これらのコミュニケーションから将来を予測しようとしたことにあるでしょう。


それでは気になる離婚のサインについて見てみましょう。



■ 離婚を導く4つの危険因子


Gottmanは満足度の低い夫婦に起こる深刻な傷となるコミュニケーションの4つの危険因子を発見しました。


ようはケンカ中に以下の因子が出てくるカップルはよろしくないと言うことです。


1.非難

優位な立場から相手を非難する。


2.軽蔑

人格や育ちに対する批判をする。


3.自己弁護

相手のせいにして自分を守る。

相手が何と言おうと、本来は自分は自分でコントロールできるはず、なのにである。


4.無関心

関わらないようにする。


ちなみにゴットマンはこの中で軽蔑が一番問題だと言っています。


とは言え、満足度の高い夫婦にもこれらのコミュニケーションが生じることがないわけではありません。


満足度の低い夫婦と高い夫婦の大きな違いは、これらの後に修復の試みが起こるかどうかです。


問題のない家族がないいように、夫婦にも問題は大なり小なり必ずあるものであり、修復していけるかどうか、というところが満足度を決める大きな鍵となるようです。



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■まとめ

離婚を導く4つの危険因子

1.非難
2.侮蔑
3.自己弁護
4.無関心



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この記事を書いた人
モトセ

30代の心理職です。元会社員で社会人入試組。ITベンチャー→大学→大学院→心理職。SC、精神科クリニック、企業内心理職の経験ありです。twitterでは心理学関係の学会の更新情報をほぼ毎日つぶやいていますので、情報収集に使ってください。

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