自己概念と体験のズレを理解して不適応を回避する

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4月になりましたね!


新しい生活が始まってもなんとなく新しい環境になじめない、誰しも一度はそんな経験をしたことがあると思います。


別の仲の良い人たちといるときはこんなんじゃないのに。


こういった不適応な状態にある時、心の中では何が起こっているのでしょうか。


この不適応な心理状態をロジャーズが提唱したクライアント中心療法の理論から考えてみたいと思います。



■不適応は自己概念と体験のズレ


自分が思っている自分に対する主観的なイメージを“自己概念”と言い、他者がみた実際の自分のことを“体験”と言います。


自分に自信がある人は肯定的・積極的な自己概念を持っており、反対に自分に自信がない人は否定的・消極的な自己概念を持っているといえます。


・適応している状態

適応している状態とは自己概念と体験のズレが少ない状態のことです。

図にするとこうなります。

tekiou.jpg

「自分はこういう人間」というイメージと実際の自分にあまり差がない状態ですね。



・不適応の状態


不適応の状態とは自己概念と体験にズレが生じている状態のことです。


不適応

「自分はこういう人間」というイメージと実際の自分に差がある状態ですね。



■不適応はなぜ起こるのか・どのようにズレるのか


ここでは教師のAさんを例にとって不適応を起こす3つの理由を紹介します。

ある日Aさんは自分の授業に感想を提出してもらいました。しかし、その内容を見たところ不適応になったと仮定します。


①否定的な感想(評価)を認知し自己概念に取り込む

他者の意見をダイレクトに受け取りすぎることです。これにより自己概念が本来のものからずれていきます。
例:「私の授業には意味がない・・・」


②肯定的な感想が目に入らない

面白いという意見があるのにもかかわらずそれを無視し、自分は評価されないと思うといった感じです。


③正確な経験として象徴化されない

ストレートに受け取れないことが自己概念をゆがめている状況です。
例:「この生徒はたまたま気を使って良いこと書いてくれているのだな」


また、自分はこうである、というイメージに固執しすぎ、現実とのギャップに違和感を感じていることもあります。


これらに共通していることはどれも思い込みが入っている点です。


視野が狭まり、自分に対する正確な認識ができていない時に不適応は起きます。


言ったん思い込みをなくし、客観的に経験を受け止めるたり、こうだ!という固定化した自分のイメージがあっても、自分も変わっていくものだと意識を変えていくことが適応につながっていくのではないでしょうか。


4月は環境の変化や新しい人との出会いが多くある時期ですが、自分を振り返る時間をつくり不適応な状態にならないように気を付けていきましょう。




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この記事を書いた人
モトセ

30代の心理職です。元会社員で社会人入試組。ITベンチャー→大学→大学院→心理職。SC、精神科クリニック、企業内心理職の経験ありです。twitterでは心理学関係の学会の更新情報をつぶやいていますので、情報収集に使ってください。

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