【心理職の仕事紹介2】組織内で働く産業系心理職の仕事内容、給与、やりがいは?

仕事紹介
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ご覧いただきありがとうございます。今回は心理職の仕事紹介シリーズ第2弾として、産業系心理職の仕事を紹介していこうと思います。

冒頭から申し訳ないのですが、この記事はまだ書きかけなので、数回に分けて、書き足していく予定です。そういう意味では、サグラダファミリア的な記事だと思って長い目で、何回も楽しんでいただければと思います。



この記事は心理職を目指している人や、他の業種の人はどういう働き方をしているのか知りたい人向けの記事です。

2回目の今回は、【会社・組織内】で働く産業系心理職の1日を、なるべく具体的に、想像できるように書いていこうと思います。なお、外部EAPではなく、会社に雇われ、会社内に常駐している心理職の業務について記載していきます。

なお、この記事は、あくまでも私の経験をもとに書かれていますので、全ての企業で共通することではございません。ご了承の上お読みください。

産業系心理職の仕事紹介

仕事内容

カウンセリングと検査が中心の医療系とは違い、産業系心理職の仕事は非常に多岐にわたります。職場内の立場によっても異なるのではないでしょうか。例えば面談中心の産業カウンセラー(資格名ではなく、カウンセリングが中心という意味)と健康管理担当の心理職では、同じ組織内心理職ではあるものの、担当業務の幅が異なるでしょう。この記事では私の経験を基に、広く、産業系心理職が担当する業務を紹介します。

定例的な業務

まず、毎年行う定例的な業務としては以下の業務などが挙げられます。あくまでも一例です。
  • 各種研修・講習会の企画、実施(メンタルヘルス、ハラスメント、コミュニケーション等)
  • ストレスチェック事務
  • 休職等、制度上の手続き(書類作成、決裁、通知)
  • 上層部への各種報告、取りまとめ作業
  • 人事・総務担当者による健康管理関係の会議開催
  • 年間のメンタル疾患発生者数等の統計資料作成
  • その他研究調査

非定例的な業務

次に、突発系の業務には以下のようなものが挙げられます。
  • メンタル不調者対応
  • ハラスメント事案対応
  • 事件事故対応(いわゆる参事ストレス、職種によっては発生する可能性がある)
  • コロナ等の健康に影響を及ぼす事案対応
私がいた会社はとにかく一般事務作業が多く、心理職の専門性を発揮する業務は体感的に10%くらいだったと思います。ぼーっとしていると事務作業で日々が過ぎていくため、専門知識を活かした仕事をするには、自分から仕事を作るスキルが求められました。もし毎日職員がひっきりなしにカウンセリングに来るような、メンタルヘルス不調者が多い会社であったり、カウンセリングのハードルが低い会社であれば、もっとケース数が多く、事務作業の割合は低くなるかもしれません。

企業内の産業系心理職を、他の職場の心理職と比べた時の特徴

思いつくままに他職場の心理職と比較した、産業系心理職の特徴を列挙します。

・健康度が高い方を扱う

・成人を扱う、子どもはいない。

・予防がメイン、1次から3次。言い方を変えると、治療という名目で支援はしない。結果的に治療的になることはあるが。

・職員のメンタル不調の予防的取り組みの企画・実施が中心

・カウンセリング・面談は仕事のほんの一部にすぎない。

・デスクワーク、事務仕事が多い。

・検査はほぼ取らない。とっても抑うつやストレス評価程度

・コンサルテーションの能力が必須

・所属組織内の職員とコミュニケーションを積極的に取ることが求められる。横のつながりを作れる能力が必要。

・雇い主は心理士に何を求めていいかわからないことも多いため、仕事は自分で作る・考える。

・メンタルヘルスやハラスメント等の各種研修を行う。これは産業現場の大きな特徴。

・安全配慮義務を果たすことが求められる。

・組織風土によって、実施すべき対策は変わる

・コミュニティアプローチが基本

・理想と現実の葛藤として、専門性を求められる反面それは一部。事務的な作業が多かったり、職場での安全配慮が中であるため、深い治療的なカウンセリングは難しいという面もあります。

産業系心理職に関する質問色々

給与はいくら?

会社や経験年数によってことなるのはもちろんですが、常勤であれば、クリニックやSCに比べると待遇は良いと思われます。私の場合は常勤1年目で、諸手当含め額面25万くらいでした。それにプラスして残業代と交通費です。社会保障も完備です。

企業内における心理職は他職員と違って心理の専門家として雇われるため、企業側が、重用しなければ→少しは高いお金を払おう、という発想になるのかもしれません。クリニックではいくつかあるコメディカルの1つであり、待遇はお世辞にも良いとは言えない場合が多いです。

どうやって仕事を見つけた?

私の場合は紹介でしたが、結果としてその求人はIndeedやハローワーク求人、会社のWebサイトに載っていました。誰でも検索できたと思います。ただし、企業内で心理職を常勤で雇おうとする動きは稀なので、極めて少ない求人だと思います。

面接で何を聞かれた?

あまり覚えていないのですが、志望理由や前職の経験や、難しかったケース、弊社の印象、などなど一般的なことだったと思います。企業側が気にする点は、心理職として事案に対応できる能力と、事案に1人で対応せず、チームで対応する協調性があるかという点だったと感じました。

クライアントさんはどんな人が多かった?

クライアントというのは語弊がありますが、病院と違い、基本的には健康度の高い方を扱います。ほとんど神経症圏で、最も多いのはうつ病・うつ状態の病態を示す方です。次いで適応障害も多いです。少数ですが明らかにこの人発達の疑いがあるなと感じた方や、いわゆる新型うつと呼ばれる、非定型のうつ状態を示すかたもいました。後者の発達疑いや新型うつ疑いの方は支援がとても難しくなることが多かったです。

産業系心理職のやりがいは?

精神疾患、メンタル不調の予防や早期発見・早期介入ができることが一番のやりがいだと私は感じました。

医療機関で勤務すると、相手にするのは病院に来る方ですから、すでに病理がある程度深まっている方がほとんどです。ちょっと調子が悪いから精神科に行こうという患者さんはあまりいません。医療機関で働いていると、時々こう思うことがありました。こんなにぼろぼろになる前に会社の人は何とかできなかったんか、と。組織内の心理職は、そのように病理が深くなる前に職場で介入することができ、それによって問題の長期化を防ぐことができる存在です。

例としては職場内での業務負荷の軽減を提案したり、不眠やうつ状態の症状が出ている職員を医療機関にリファーする等です。※具体的にはまた追記していこうと思います。

管理監督する上司の方々も、自分の対応が妥当なものか、という不安は常にあります。心理職による専門的な助言は、会社側が妥当な安全配慮をすることを手助けすることになります。

ひとまずこの辺で区切ろうと思います。内容は随時追記していきます。

ご覧いただきありがとうございました。

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この記事を書いた人
モトセ

30代の心理職です。元会社員で社会人入試組。ITベンチャー→大学→大学院→心理職。SC、精神科クリニック、企業内心理職の経験ありです。twitterでは心理学関係の学会の更新情報をつぶやいていますので、情報収集に使ってください。

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