臨床心理士二次試験は面接です。
普段からカウンセリングで面接になれている人もいれば、デイケア勤務などで面接してないという人もいるかと思います。ぶっつけ本番ではとっさのことに対応できずおろおろしてしまう、なんてことも。
この記事では、二次試験で聞かれる可能性の高い質問を集めました。
質問の入り口としてはこの中から入り、受験者の答えから派生してさらに詳しく聞いてくるパターンがほとんどです。
全ての質問にあらかじめ準備するのは難しいですが、ある程度自信を持った状態で臨めるようスタンダードな質問への答えは用意し、受け答えの練習をしておくべきです。
ちなみに私は鉄板の質問に対する想定問答をあらかじめ作り、家で1人で声に出して答える練習をしていました(根暗…)。もちろん本当は先輩や同期と面接官役と受験者役に分かれて模擬面接をすることをお勧めします。
こちらも参考にどうぞ。
私が実際に聞かれたものには「●」がついています。
志望動機関係
・なぜ臨床心理士を志したのか●
・自分は臨床心理士に向いていると思うか、その理由は
大学院時代に関する質問
・大学院時代はどうだったか(充実していたか)●
・大学院時代のケース数、印象に残っているケース●
・そのケースでどのように対応したか●
・そのケースから学んだこと、難しかったこと●
・他にカウンセリングで困ったことはあるか、どのように対応してきたか
・修士論文のテーマについて
・どうして修士論文でそのテーマにしたのか
・修士論文の内容は現在の仕事にどう活かされているか
・研究と臨床の異同は何だと思うか
現在の仕事内容に関する質問
・現在の仕事内容●
・なぜ現在勤めているところに就職したのか
・仕事をするなかで大変なこと、どう対応しているか●
・仕事の中で気を付けている点
・今の職場では他にどんな専門職がいるか
・他職種と連携するときに気を付けていることは
心理職としての能力に関する質問
・実施可能な心理検査(性格や知能など)●
・所見を書いた本数は
・これまでのケース数は●
・面接で自分のよって立つ理論・オリエンテーションについて●
・スーパーバイズを受けているか、どんなSVを受けているか
・スーパーバイザーのオリエンテーションは
・心理職の専門性・独自性は何だと思うか
・臨床心理士のアイデンティティは何だと思うか
・現在担当しているケースに関する具体的な質問
-面接の目標
-治療目標に向かって具体的にどんなアプローチをとっているか
-危険だと感じたことはあるか。危険と判断されたらどうするか
-面接の枠組み(面接構造)が崩された経験はあるか。崩されそうになったらどうするか
・カウンセリングにおいてどういう点に留意しているか
・自分の臨床心理士としての課題は何だと思うか
・その課題にどう取り組んでいくつもりか
今後のことについて
・今後どんな領域で働いていきたいか
・これからどのようにキャリアを積もうと思っているのか
その他
・心理臨床学会へ入会しているか
・入っていない場合、入会の意思はあるのか
うまくいくことを願っています。