この記事では臨床心理士試験対策の1番はじめの記事として、絶対に抑えなければならないポイントとその理由を書いていきます。
臨床心理士試験合格の最重要ポイント
結論から言うと、一次試験の午前問題でいい点を取ることです。
なぜ大切なのか理由は次の2つです。
一次試験午前問題が大切な理由1:午後の論述は重要視されてないとの噂
これについては噂レベルなので、決して午後試験は手を抜いていいという意味ではありません。
自分が聞いた噂は、論述試験の内容は参考程度、現役の受験者はあまり考慮されず、社会人経験ありの人など特殊なルートの人が細かく見られる、などがあります。
ある心理職に聞いたところ、もしどうしても回答が思い付かなかったらカレーの作り方でも書いておけ、と先輩に言われたとのこと。
もちろん例え話なのでカレーの作り方書いたら絶対落ちます。
論述ぼろぼろだったけど合格したと言う人はよく聞くので、ウェイトが午前に比べて低いことは十分考えられます。
ちなみに私は午後試験で時間配分をミスり、手の震えが止まらなくなった事件をやらかしましたが合格しました。
臨床心理士試験で時間が足りなくなりパニック発作を起こしたしゃれにならない実話(準備中)
本気で推理すると、論述問題では得点に差が出にくいのではないかと思います。
上手い人は別ですが、何百人と受けているのでそれなりの人は大量にいます。そのそれなりの中で合否を分けるよりは、得点がはっきりと出る午前の方を重視してもおかしくないとは思います。
勝手な推測ですので参考までに。
一次試験午前問題が大切な理由2:午前試験の結果が合格ボーダーライン上だと二次試験が圧迫面接になりやすい
こちらが最大の理由です。
大学院受験もそうですが、基本は面接より筆記問題で足切りです。
なぜなら、面接の10~15分でその人の人となりを細かく知るのは難しいからです。
共感性が著しく欠けている、こだわりが強すぎてクライアントに寄り添えない、疎通が取れない(質問と答えが噛み合わない)、臨床心理士としての倫理観に問題があるなど、一定の社会性を確認するのが限界ではないでしょうか。
それに比べ一次試験午前でいい点を取れる人は、自分で知らないことを調べ、能力向上のための研鑽を積むことができる人、という今後ずっと大切になる点を満たせる人です。
試験官も一次試験でいい点とった人をあえて落としたくはないと考えます。
よって意地悪な質問は少なくなると考えられます。もちろん、あえて優秀な人にいじわるな質問をする試験官もいるかもしれませんが。
では一次試験で合格ボーダーライン上の人はどうなるかというと、厳しい質問をしたうえで的確な答えができれば合格にしてもいい、と試験官側が思うかもしれません。
つまり、圧迫面接(厳しい質問や態度を伴う面接)で試そう、というくくりに入ってしまう可能性があります。
逆に言えば、圧迫面接風の面接を受けた方はまだ合格の可能性があります。
一次試験ではわずかにできがいいけど面接で大丈夫かこの人?となる人と、一次試験はかなりぎりぎりだけど面接での受け答えが抜群にいい人であれば後者の方がふさわしい、と考えてもおかしくないからです。
とは言え、圧迫面接となれば厳しい戦いになるのは間違いなので、一次試験の得点を上げるのは非常に重要なこととなります。
以上の理由から、まず大切なのは午前の知識問題で高得点を取ること、と私は考えます。
こちらに私の勉強法を書きましたので参考までに。
あくまでも私見ですので、一次午後の論述や二次の面接も時間がゆるすかぎり対策はしていきましょう。
読んでいただきありがとうございました。