自閉症スペクトラム(ASD)について

eye catch image 発達障害
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この記事は大学のテスト対策、大学院入試の勉強用の記事です。
論述問題の勉強の参考にしていただけると嬉しいです。

記事のkey wordは “発達障害”、“自閉症スペクトラム” などです。



■そもそも発達障害とは


幼少期から主に認知や行動面で発達の遅れが見られることを、発達障害という。

かつて発達障害は、親の不適切な養育やしつけ不足、虐待などで生じると考えられていたが、現在では完全に否定されており、脳機能障害と考えられている。

つまり、発達障害は親の養育態度とは無関係である。

発達障害はIQ70以下を示す知的障害(精神遅滞)自閉症スペクトラム障害、LDやADHDといった特異的発達障害の3つに分類される。



■自閉症スペクトラム症(Autistic Spectrum Disorder(s):ASD)


・概要

自閉症スペクトラム障害とは、かつて広汎性発達障害と呼ばれていた、以下の3つの行動特徴(三つ組みの特徴)を持つ障害である。
※スペクトラムとは連続体という意味で、1~10のような連続したなかのどこらへんに位置しているか、という観点でとらえるようにできている。


①社会的相互作用の障害

対人関係の形成・維持の困難さを示す(目を合わせてくれない、対人関係の形成・維持の困難さ)。


②コミュニケーションの障害

会話を開始し、継続することの困難さを示す。比喩がわからない。


③想像力の障害・興味関心の限定

人の気持ちがわかりにくい。限局された興味対象への過度な集中を示す。


これら3つの行動特徴が3歳頃までに示される。脳の機能障害と考えられており、不適切な親の養育による障害ではない。

また、上記以外にも、極端な感覚過敏や感覚鈍麻を示すことがある。特に突然の大きな音で混乱し、パニック状態に陥ることがある。


・補足

・DSM5では神経発達症群という大分類に属する。

・DSM4の広汎性発達障害からレット障害を抜いたものである。

※DSMとは心の病の診断基準のことで、4とか5は版のことです。

・DSM5からアスペルガー障害も自閉症スペクトラム障害に統合されている。

・有病率は約1%

・男の方が多い。(発症率は、男は約1/42 女は約1/189)

・合併症としては、気分障害が約10%~37%、不安障害が40~55%。

・これ以外の発達障害にも言えることだが、アセスメントの際には発達障害と決めつけずに情報収集することが望ましい。これはそれぞれの障害の行動特徴が、視覚や聴覚の異常、親の養育態度による条件付けなどによるものである可能性もあるためである。

・発達障害のアセスメントでも、生物-心理-社会モデルに従って査定する。


wikipediaにある図が分かりやすいです。
自閉症スペクトラム障害のイメージ図



■ASDの鑑別


・WISC-Ⅳが主に用いられる。

・言語理解が低く、相対的に知覚推理が高い傾向が見られる(これは言語発達の遅れと、視覚優位の認知特徴が反映されたものだと考えられている)。

・三つ組みの特徴と思われるエピソードの聴取や心理検査の結果を総合して判断する。



■臨床心理学的支援


・本人の適応的な部分と不適応的な部分の特性を理解し、できることを伸ばす。

・傾聴よりは、実生活の適応を良くする支援の方がいい。

・2次障害である自尊心や有能感の低下、劣等感、不安への対応。

・教師へのコンサルテーション。ASD児と言ってもスペクトラムなので、人によって個性が異なる。基本的な困難さを基に、当人の特徴を踏まえて関わりに関する助言を行う。

・親へも同様。

・ADHDもそうだが、本人が過ごしやすい環境を整えると適応が良くなるのでストレスが減る。

・TEACCHプログラムの知見を活かした構造化された環境の整備。



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この記事を書いた人
モトセ

30代の心理職です。元会社員で社会人入試組。ITベンチャー→大学→大学院→心理職。SC、精神科クリニック、企業内心理職の経験ありです。twitterでは心理学関係の学会の更新情報をほぼ毎日つぶやいていますので、情報収集に使ってください。

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