離婚しても子供を幸せにする方法 -離婚と再婚1-

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前回までに子どもをもつことについての記事を書いてきました。

子供をもつ前にできると良い3つのこと -子どもをもつ1-

子どもを持つことによる6つの価値観の変化 -子どもをもつ2-

子育てに関する4つの思い込み -子どもをもつ3-



今回は離婚と再婚についての記事になります。


離婚や再婚は親と子どもがそれぞれの課題を伴いながら進む、家族システムの大きな変化です。


最初に言いたいことは、この記事は離婚あるあるを紹介したいわけではないのです。


家族心理学から見て、離婚や再婚は親子にどのような影響があるのか、それを共有できればと思います。


では、まず今回は”離婚”についてです。


■親の離婚によって子供が経験する可能性のあること


・別れた父・母への様々な思い


親の離婚が子供に影響を与えることは確かです。

しかしその影響は子供の発達段階や認知発達のレベルによっても代わってきます。


例えば小学校2年生くらいの時はまだ世界を自分中心に考える自己中心性の認知があるため、離婚のことも自分のせいであるとか、見捨てられたと思うこともあるようです(見捨てられ不安)。


また、母に引き取られた場合に父のことを聞いてみたいけど(もちろん逆もあります)、母を裏切っているような気持になってしまうということをあります。


これは忠誠心の葛藤と表すことができます。


二人の子どもであるにもかかわらず、どちらにつくかを自発的または強制的に選択しなければならない状況におかれる可能性があります。



・喪失体験


例えば別れた親や祖父母とはなかなか会えなくなることがあります。

これはいわば喪失の体験であり、精神的に負担になることもあるでしょう。


また、引っ越す場合は元の学校の友人などと会えなくなってしまうこともあります。



・新しい生活への適応


離婚によって住む場所が変わった場合、慣れない土地での生活をともないます。


もちろんそれだけでも適応にエネルギーが入ります。

加えて転校となると新しい仲間関係・コミュニティを作る必要性もでてくるため、精神的な負担は増えます。



■ 親が子供に伝えられるといいこと


基本的に子どもは家族である親の事情を知る権利があるということを忘れてはいけません。


Kuehnは以下のことをきちんと伝えられると良いと言っています。

1.夫婦は別れることになるが、変わらず親であること

2.離婚は子供のせいではないこと

3.なぜ離婚をするのか

4.どこに住むのか

5.それぞれの親とどれくらい会えるのか



■ 親が子供にできるといいこと


BenedekとBrownは著書において、親が子供にできるといいこととして以下のことを挙げています。


・同居しない方の親とも円満な付き合いを続けるよう子供に勧め、全面的に協力すること

・離婚した親同士は極力喧嘩しないようにし、せめて子供の前でしないようにすること

・子供に関することは離婚した親同士が協力すること

・子供が自分をかけがいのない存在だと自覚できるよう力添えをすること


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■日本において、別れた親に会うべきか


別れた親に会うのが良いかどうかについては意見が分かれているようです。


これは子供にとっても忠誠心の葛藤が生じやすい(どっちについていくべきか悩んでしまう)と言うことと、親にとっても相手と会ってよかったと言うことを聞くのが辛いという事情があるようです。


しかし、子どもは両親に会う権利を保障されていますし、会うか合わないかの選択肢を子供が選べること自体が重要とも言われています。


ちなみに同居していない親と会っているか否かは幸せと相関せず、望んだとおり、主体性が尊重されているかが重要だと言われています。


子どもに伝えられると良い事とも共通していると思うのですが、子どもをきちんと一人の人として扱い、知る権利、選択する権利を尊重することが大切なのでしょう。



■ まとめ

今回は離婚について、子どもが経験することや離婚後に親ができるといいことを紹介しました。

次回は離婚以上に影響が強いとも言われている再婚についての記事を書こうと思います。


■親の離婚によって子供が経験する可能性のあること
・別れた父・母への様々な思い
・喪失体験
・新しい生活への適応


■ 親が子供に伝えられるといいこと
1.夫婦は別れることになるが、変わらず親であること
2.離婚は子供のせいではないこと
3.なぜ離婚をするのか
4.どこに住むのか
5.それぞれの親とどれくらい会えるのか


■ 親が子供にできるといいこと

・同居しない方の親とも円満な付き合いを続けるよう子供に勧め、全面的に協力すること
・離婚した親同士は極力喧嘩しないようにし、せめて子供の前でしないようにすること
・子供に関することは離婚した親同士が協力すること
・子供が自分をかけがいのない存在だと自覚できるよう力添えをすること


■日本においては別れた親に会うべきなのか
忠誠心の葛藤が生じやすい、親にとっても相手と会ってよかったと言うことを聞くのが辛いという事情から、意見が分かれている。
同居していない親と会っているか否かは幸せと相関せず、望んだとおり、主体性が尊重されているかが重要だと言われている。



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この記事を書いた人
モトセ

30代の心理職です。元会社員で社会人入試組。ITベンチャー→大学→大学院→心理職。SC、精神科クリニック、企業内心理職の経験ありです。twitterでは心理学関係の学会の更新情報をほぼ毎日つぶやいていますので、情報収集に使ってください。

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